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Color

食事がおいしく感じられる色のテクニック

2020.6.5

緊急事態宣言が解除されたものの、まだまだ外食はちょっと・・・という方も多いのでは。今回は、家での食事を美味しくする色彩の知識です。

食事をする場所のとしてとても参考になる場所があります。それはファミリーレストラン。この食事の空間はチェーンを上げて食事を美味しく「見せる」(本当の味以上に!)、色に関しての工夫が施されています。

それは暖色です。つまりオレンジや赤など暖かい色を使うこと

思い浮かべてみてください。まずその入り口。ファミレスの看板が最初の仕事をしています。

食事がおいしくなる方法といえば、第一に食欲ですよね。おなかが減っていれば、同じ食事でも美味しく感じます。この食欲をそそる仕事を看板がしています。
どの看板を見ても、一様に暖色が使われていますね。この看板の暖色は食欲増進の効果があるのです。

人間は長い間、美味しいものを口にするときに、常に火や肉などの温かい色が傍らに存在していました。そのせいで暖かい色を見ると、自律神経の中の副交感神経が刺激され、胃腸の働きが活発になり、食欲が増進する体の仕組みになっています。つまり看板を見ながら、お腹を鳴らしつつお店に入っていくことになるわけですね。

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さらに内装。
椅子、壁、テーブルともやはり暖色が意識的に使われている。もちろんポイントにサラダのポスターや観葉植物など配置されているものの、全体的なイメージは、暖かい色のイメージに包まれた状態です。看板を見てそそられた食欲は、店内に足を踏み入れることで一層盛り上がります。

そしてとどめはテーブルを照らすライト。
出された料理を真上から暖かい色のライトで照らし、料理の味を何段も引き上げる仕事をしています。

この色の仕組み、家庭でも取り入れることは可能です。
壁紙を張り替えるような必要はありません。まずは照明を暖かい色のものに変えること。そして暖色の絵を壁に配置したり、暖かい色のランチョンマットやテーブルクロスを使うことでも食欲が増進され、最初から美味しいはずのお食事がもっと美味しく感じられるはずです。

HIGHLIGHT

食事を美味しく見せる色は「暖色」。
照明を暖かい色のものに変える、暖かい色のランチョンマットを使うなどの工夫で美味しさがアップします。