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Color

癒やされる部屋の作り方(色使い)

2020.5.2

部屋に居る時間がこれまでとは比較にならないほど長くなっている今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

せっかく部屋にいるのですから、その時間を楽しいものにする。そんな考え方をしていきたいものです。

今回はそんな方々に向けて、部屋の色彩についてお伝えしたいと思います。

題して「癒やされる部屋の作り方」。
癒やされる感覚とは、まず「落ち着く」ということが第一でしょう。人を落ち着かせる効果がある色は、意外と感じるかもしれませんが、青に代表される寒色のグループなのです。

青は精神的な落ち着きを取り戻すのに効果があるばかりでなく、脈拍を緩め、炎症を治す効果があるとも言われています。その効果は、不眠症にも効き目があるといわれ、また高血圧の人は青いパジャマを着ることで、その症状が軽減されるという調査結果さえあります。

またその効果は市販されている敷布団のセットなどを思い出してみると分かりやすいと思います。
男性用は青などの寒い色。女性用は赤などに代表される暖色。大体がこんな組み合わせで販売されていると思います。

これ実は、男性っぽいから青、女性っぽいから赤というわけではありません。
布団ですから、目的はあくまで心地よい睡眠のためにある商品です。つまり、青と赤は男女が最も眠りに必要な色なのです。

男性が眠るために最も必要なのは、気持ちを落ち着かせてくれる青。
一方、体の冷えやすい女性は、眠るためには体を温めてくれる効果のある赤がもっとも効果的なのです。


そのくらい色は体に影響を与える存在なのですね。 
ちょっと気持ちが疲れているな、と思ったならまずはカーテンや照明に、優しいトーンの青を取り入れてみることで、落ち着ける部屋が手に入るはずです。

ちなみに、病気がちの人が身体も含め癒やされる効果のある色もあります。それは緑色。もともと緑色は人に健康的、休息のイメージを与えてくれます。
医学の世界には色彩治療や光線治療という分野があって、緑は体の様々な器官の苦痛や緊張をやわらげてくれる効果があることも証明されています。肝臓や腎臓も活性化させる働きもあるといわれています。
もちろんパソコン作業などで疲れた目の回復にも緑はとても有効。

部屋の大きな観葉植物を置きたい!皆さんのなかにもこんな衝動に駆られたことがある方が多いのではないでしょうか。それは、身体や精神が疲れ、癒やしを求めている証拠かもしれません。

しかし、部屋中を緑一色にしてしまうのはちょっとやりすぎです。また、原色の緑もかえって落ち着かないものになってしまうのでご注意を。ちょうど、きれいな芝生のような緑がよいと言われています。
ゴルフをやっているお父さん方があんなにリラックスしているのも、単にゴルフの魅力だけではないのかもしれませんね。

 

Highlight

落ち着かせるなら「寒色」
女性は体を温める「赤」もおすすめ。
癒やし効果は「緑」で。