パグちゃん、JR・小田急・東急・東京メトロの車両が一度に楽しめる鉄道があるんだけど知っている?
正解は長野電鉄。この鉄道は長野からスキーで有名な志賀高原の玄関口になっている湯田中を結ぶ33.2kmの路線。朝、早起きして東京を出て半日だけのプチ乗り鉄をするにはちょうどいい長さなんだ。
この鉄道の一番の魅力はここには特急用として2100系が元JR成田エクスプレス用253系、1000系が元小田急電鉄ロマンスカー10000系の2種類が。普通用としては8500系、元東急電鉄の8500系、3500系が元営団(現東京メトロ)日比谷線用3000系の4種類の車両が走っていることなんだ。
東京から長野までは長野新幹線で最速で89分。今回乗車の東京7:12発あさま505号の所要時間は99分。(1時間39分)意外と近いよね。
長野電鉄の長野駅は地方私鉄としては珍しい地下駅なんだ。
切符は窓口で「長電フリー乗車券」を購入。2日間有効で¥2260。これは長野と湯田中の往復分と同じなので途中下車を1回でもすればお得。ただし、特急券(1回¥100)は別売。
<長野電鉄長野駅(地下ホーム) 2013年11月撮影>
長野発9:08の2100系特急スノーモンキーに乗車。ここで注目なのは正面右の「NER」の文字。一瞬、「NEX」(NaritaExpress=NEX)に見えたりしない?
う~ん、一瞬だけ見える、かな。
<2100系 2013年11月撮影>
<JR253系時代の2100系 2010年6月撮影>
この2100系には個室の設定もあるんだ。 個室使用料¥1,000だけど一度使ってみたいなぁ~。
あ、それは私も興味あります!
<2100系の個室指定席入口 2013年11月撮影>
今回は乗車できなかったけど、もう一つの特急ゆけむり用1000系は小田急時代の11連から4連にして走っているんだ。
そうなんですか。
<1000系 2013年11月撮影>
特急で長野から45分で終着駅の湯田中に到着。写真の右側が旧駅舎で「有形文化財」として登録されているんだ。ちなみに駅舎の隣に「楓の湯」という温泉が併設されているから時間があれば入ってみるのもいいよね。
わぁ、私、時間を作ってでも入りたいな。
<旧湯田中駅舎と2100系 2013年11月撮影>
<右:旧湯田中駅舎 左:現、湯田中駅 2013年11月撮影>
駅前は志賀高原の玄関口らしいバスターミナルとタクシー乗り場のある立派なものなんだ。
ほんとだ。遠くに山も見えて、いい感じですね。
<湯田中駅 2013年11月撮影>
パグちゃん、写真の右下に下向きに「40」と書いてある標識があるでしょ。これは「勾配表」という標識なんだ。これは“40‰(パーミル)の下り”という意味なんだよ。40‰はかなりの急こう配なんだ。
ただの「角度」じゃないんですね。
<湯田中駅 2013年11月撮影>
次に“栗”が有名な小布施駅へ。この駅も観光地らしい立派な駅舎なんだ。
栗は私の大好物です。
<小布施駅舎 2013年11月撮影>
<小布施駅 2013年11月撮影>
鉄ちゃんとしては特産品の栗より気になるのが2012年まで特急用として走っていた長野電鉄オリジナルの2000系(写真左)が保存されていることなんだ。
この駅の一番の見どころは木造プラットホームとそこから見える景色。イイでしょ!
栗菓子、竹風堂・・・。
<小布施駅 2013年11月撮影>
次に須坂駅へ。この駅舎は趣味的にはそそられないけど車両基地が一望できる跨線橋が駅のすぐ脇にあるあるんだ。
跨線橋、鉄ちゃんにとって、ほっとけないモノなんですよね。
<須坂駅 2013年11月撮影>
あの、電車の頭が3つ見える所が車庫ですね?
<須坂駅 2013年11月撮影>
うん。跨線橋から湯田中方面を見ても車庫。絶景ポイントだよねぇ~。
これが絶景・・・。
<須坂駅 2013年11月撮影>
ということで長野電鉄を満喫して長野駅に戻ると丁度お昼の時間。長野駅周辺にいくつもあるお蕎麦屋さんから1軒を選ぶのが大変だけどそれも楽しみの一つだよね。パグちゃん、よかったら一緒に蕎麦屋で日本酒を楽しむ粋な時間を過ごしてみない?